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シード期での投資とは?:起業家のためのガイド【初心者向け】


「VCのビジネスモデルやファンドの仕組みを知ることは、起業家が資金調達の交渉をスムーズに進めるための前提知識です。投資家の立場を理解することで、より良い関係構築ができます。」
シード期の投資を理解するために、VCのビジネスモデル(管理報酬+成功報酬)、投資ステージ別の特徴(プレシード・シード・アーリー・グロース)、各ステージの調達方法の違いを初心者向けに解説しています。VCの投資対象やステークホルダー構造を知ることで、より効果的な資金調達提案が可能になります。
シードステージでの資金調達を行う上で、シード期の資金調達や投資家に関する方法だけでなく、ベンチャーキャピタルファンドのビジネスモデル、投資ステージ毎の大まかな違いを知ることで、より良い提案を実施することが可能になります。
こちらの記事では、シード資金調達を成功させるために、シード期、プレシード期の起業家が知っておいた方が良い情報をまとめています。
初心者向けコンテンツとなっているので、目次を見て、参考になるかご確認ください。
そもそも、「ベンチャーキャピタル(VC)」とは?
ベンチャーキャピタル(「VC」と省略されることが多い)とは、未上場企業に対して、将来の高い成長性を期待し、投資を行う投資ファンドです。ベンチャーキャピタルは未上場企業に投資し、投資先企業が上場や買収されることで、投資リターンを得ています。
ベンチャーキャピタルは、通常満期があります。多くのファンドが7 -10年間で運用されており、投資を受けた企業はその期間内にベンチャーキャピタルがエグジットできる状態を求められます。
融資とは異なり、ベンチャーキャピタルが行う投資は、資本を投資先企業の株式と交換します。つまり、ベンチャーキャピタルは企業の一部を所有することとなり、債権を持っているわけではないため、返済義務がないことがほとんどです。
※投資契約書の内容によっては異なる場合があります。しっかりと読み込みましょう。
ベンチャーキャピタル(VC)の投資対象とは
ベンチャーキャピタル(VC)は、資金提供を行うことで、企業の株式を取得します。
そのため、ベンチャーキャピタルが出資を行う対象は株式会社となり、合同会社などは対象となりません。
ベンチャーキャピタルから資金調達を行うスタートアップとして進める方は株式会社であることが必要です。合同会社での資金調達に関しては、こちらの記事は対象外となります。
ベンチャーキャピタル(VC)のステークホルダーとは
ベンチャーキャピタル(Venture Capital、VC)には、自身も投資家が存在しています。ベンチャーキャピタルに対して投資を行っている投資家がいて、投資家から預かった資金をスタートアップに対して投資を行っています。
ベンチャーキャピタルのステークホルダーとして、下記を知っておきましょう。
1. Limited Partner(略称、LP): VCファンドは、個人投資家、機関投資家、企業、などから資金調達をしています。これらの資金をもとに、スタートアップに投資を行っています。
2. General Partner(略称、GP): LPが出資したファンドの代表者ともいえる存在です。無限責任組合員と呼ばれ、出資の最終判断を行う意思決定者となります。GPはファンドによって複数のケースや1人のこともあり、意思決定機関については厳密にはファンドによって異なります。
3. スタートアップ: VCファンドは、成長潜在性の高いスタートアップに資金提供します。VCはスタートアップの株式を取得し、事業拡大を目的とした必要資金を提供します。
ベンチャーキャピタル(VC)のビジネスモデルとは
ベンチャーキャピタルファンドのビジネスモデルの中核は、出資したスタートアップの上場や買収などにより株式を売却した際に得るキャッシュと出資金額の差額がリターンとなります。
その際、多くのファンドは「リターン × 20%」がベンチャーキャピタルファンドの取り分となります。
また、ベンチャーキャピタルファンドは、管理手数料として「ファンド運用総額×2%」を取得しています。ここから採用をしたり、オフィスを開設したりしています。
シード期・プレシード期など、そもそも「ステージ」や「◯◯期」とは?
スタートアップの資金調達はプロダクトや組織など、様々な段階に応じて、「プレシード期」、「シード期」などと呼ばれます。
スタートアップが「資金調達」を行う場合、一度切りではなく各社の状況や事業成長に必要な資金によって連続的に資金調達を行います。事業規模や目的に応じて「ステージ」が変わり、その都度出資提案を行うベンチャーキャピタルや投資家のプレイヤーも変わります。
明確な定義が重要なものではないですが、スタートアップシーンにおいて使用されることが多い言葉やおおよそのイメージを理解するため、下記の言葉を知っておいてください。
あくまで参考程度のものであり、厳密にどのステージに属するかということにこだわる必要は基本的にはありません。
プレシードでの資金調達:
これは多くの場合、創業者がアイデア、コンセプト段階で行う初期資金である。創業者自身、友人、家族、あるいはエンジェル投資家やプレシード期を対象とするベンチャーキャピタルから募る。会社の設立前後から提案を始めることが多く、アイデアのみでプロダクトなどがない。
シードでの資金調達:
この段階では、コンセプトを証明し、実現可能性を実証するための資金を提供する。多くの場合、プロトタイプの構築、市場調査の実施などに使用される。エンジェル投資家やアーリーステージのベンチャーキャピタルが、シード資金の供給者になる。
アーリーステージでの資金調達:
シリーズAとシリーズBであることが多い。
シリーズA:
定期的な収入や強固な顧客基盤といった形で実績を積んでいる企業が、プロダクト、サービスの市場適合性を最適化するために資金を募る。
シリーズB:
シードやシリーズAの段階を経た企業は、既に大きなユーザー基盤を構築し、投資家に対してより大きな規模での成功への準備が整っていることを証明している。シリーズBは、規模を拡大したり、市場リーチを拡大するために使用される。
グロースステージ・レイターステージでの資金調達:
これにはシリーズC以降も含まれ、企業はさらなる拡大、つまり迅速かつ効果的な規模の拡大を目指す。この段階には、IPOや買収の準備、新しいマーケットへの進出、他事業の買収、さらなる規模の拡大の準備、株式公開の準備などが含まれる。
プレシード・シード期の資金調達について
プレシード・シード期は投資家にどういった段階で相談に行けば良いか?
各ファンドによっても異なりますが、多くのベンチャーキャピタルファンドにおいて、シード期を対象としている場合は、いつでも連絡することが可能です。
シード投資をしているVC「THE SEED」では、HP記載の通り、「起業を検討し始めた」タイミングでもMTGを行い、投資実行を行っています。
他にも多数のファンドが日本国内に存在しておりますが、まずは気軽に接点を持てるイベントなどで挨拶することをおすすめします。
プレシード・シード期の資金調達で調達できる金額は?
プレシード・シード期、日本国内の事例では、創業期に500万円前後の出資から、数億円程と幅広く存在します。
しかし、初めての起業で、これまで大きな事業実績がない場合などは数百万円- 数千万円程の資金調達が多いと考えられます。
個人投資家が100万円から1,000万円程、プレシード・シード期のベンチャーキャピタルファンドが500万円から3,000万円程が多くなっています。またその際、株式の持ち分は数%から数十%程を保有されることが多くありますが、初回投資では全体で20%を下回るケースがほとんどです。
プレシード・シード期に何を評価されるのか?
プレシード・シード期はプロダクトがなかったり、事業実績がないケースがほとんどです。その中で、高く評価されるのは多くの場合「人」と言われます。この「人」とは、創業メンバーの成長可能性をどのように判断するかが重要となっています。そのためには創業メンバーのスキルセットやこれまでの職歴、インターンシップ歴、個人開発歴、事業に対する解像度の高さなど様々な点が考えられます。
シード期の資金調達を考えるなら
シードVCの「THE SEED」では、創業初期の企業に対して出資を行っております。
またTHESEEDトークという20分間のショートMTGも実施しており、資金調達について検討を始めた方は下記からご確認ください。
よくある質問
VC ビジネスモデル 仕組み
VCのビジネスモデルは、ファンドの管理報酬(運用額の約2%/年)と成功報酬(利益の約20%)で構成されます。LP(有限責任組合員)から資金を集めてファンドを組成し、スタートアップに投資。IPOやM&Aで投資先が売却された際のリターンをLPと分配します。通常ファンド期間は10年です。
投資ステージ プレシード シード 違い
プレシードはアイデア段階で数百万円規模、シードはMVP〜初期ユーザー獲得段階で数百万〜数千万円規模、アーリー(シリーズA)はPMF達成後の成長段階で数千万〜数億円規模の調達です。各ステージで投資家の期待値と提供すべきエビデンスが異なり、進むにつれて具体的な実績が求められます。
シード期 資金調達 初心者 ガイド
シード期の資金調達を始めるには、まずVCのビジネスモデルを理解し、自社が投資対象になるかを確認します。次にピッチ資料(課題・解決策・市場・チーム・資金使途)を作成し、対象ステージに合ったVCにアプローチ。J-KISSなどのシード向け投資契約の基礎も事前に押さえておきましょう。
