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大阪で投資するシードVC、レイターVC2名が語る、学生起業、資金調達勉強会


「関西で投資する複数のVCが一堂に会して学生と直接対話できる機会は、まだまだ少ないのが現状です。こうした勉強会を通じて、資金調達の解像度が上がる学生が増えてくれたらうれしいですね。」
大阪で開催された学生起業・資金調達勉強会では、シードVCとレイターVCの2名(グロービス・キャピタル・パートナーズ高宮慎一氏、THE SEED廣澤太紀)が登壇し、スタートアップとしての創業を前提にした実践的な資金調達の知識を共有しました。関西で起業を検討する学生にとって、VCとの直接的な接点を得られる貴重な機会です。
- 01グロービス・キャピタル・パートナーズ [高宮 慎一](https://twitter.com/s1kun)氏、THE SEED
- 02登壇者:シードVC「THE SEED」[廣澤 太紀](https://twitter.com/HirozawaDaiki)氏
- 03・学生が起業する場合の会社のゴール設定はどうしたらいい?
- 04・海外でいきなり起業するのはむり?どうしたらいい?
- 05学生起業で創業メンバーをどう見つけるか?:大きなビジョンと「口説く力」
- 06学生起業でも勝てる事業選定は?:学生起業でも「勝てる市場」の選び方
- 07学生起業で創業期に気づけてよかったこと:「何にこだわり、何を辞めるのか」ひとつの領域にこだわりすぎない事業選定
今回は、「スタートアップ」として創業することを前提とした勉強会を実施しました。
登壇者:関西で投資するシードVC、レイターVCの2名
グロービス・キャピタル・パートナーズ 高宮 慎一氏、THE SEED
戦略コンサルティング会社アーサー・D・リトルにて、プロジェクト・リーダーとしてITサービス企業に対する事業戦略、新規事業戦略、イノベーション戦略立案などを主導した後、2008年9月グロービス・キャピタル・パートナーズ入社。2012年7月同社パートナー就任。2013年1月同社パートナーおよび最高戦略責任者(CSO)就任。2019年1月代表パートナー就任、現在に至る。
東京大学経済学部卒(卒論特選論文受賞)、ハーバード大学経営大学院MBA修了(二年次優秀賞)。
登壇者:シードVC「THE SEED」廣澤 太紀氏
2016年 関西学院大学 商学部卒業
2018年9月 独立し、シードファンド「THE SEED」を設立。
2021年3月 2号ファンドの設立を発表
20代の若手起業家へ創業出資。無人カフェロボット「ルートC」、農業技術のSaaSサービス「AGRIS」やVR/AR事業などへ投資。
株式会社の作り方:学生が起業する際に何をすればいいか
最近では、株式会社をつくるなら、freeeの法人登記がおすすめ。
発行可能株式総数については、特段理由がなく、第三者割当増資を検討しているなら1,000- 10,000株程にしておく。
創業者間の持株について:学生起業で気をつけたいこと
- 学生起業の際、誰が最終的に意思決定を行うのかが不明確になりやすい。とくに友達と起業する場合、創業者が3人いたら持ち分を3等分するというケースもある。
- 学生起業の場合、事業が思いの外うまくいかなかったり、周囲が就職活動、院試などをはじめるタイミングでコミットが変わるケースがある。
- 個人保証付き融資を避けることが昔よりできるようになっているが、一方でオフィスを借りるにも代表者が保証するケースが多く、代表と他メンバーがとるリスクは一緒に創業しても等しいものではない。
- 一般論としては、代表者が大多数の株式をもつことが理想的
学生起業を目指す参加者からの質問
・学生が起業する場合の会社のゴール設定はどうしたらいい?
絶対的な回答があるものではなく、今回前提とした「スタートアップ」は1つの選択肢。なので、IPOやM&Aされることなどは会社にとって資本政策上の1イベントと捉えたら良い。
より根本としては、なぜ起業したいのか、自分がどういった会社を経営したいのかを考え続けることが重要。
・海外でいきなり起業するのはむり?どうしたらいい?
一般論では、やはり日本から始める方が成功確度は高めやすいと思う。まずは日本のマーケットで受け入れられるサービスを展開し、日本で資金をつくる、資金を稼いでその資金で海外挑戦するという選択肢もある。一方で、最初から海外で挑戦している日本人も活躍している。Anyplace内藤さんなど。
学生起業の事業選定、仲間集めについて事例を知れるインタビュー記事:起業家1年目の教科書
THE SEEDでは、起業家の方々に「創業1年目に戻ったら何を心がけるか」をまとめた起業家インタビューを実施しています。
活躍する起業家の方々のインタビューがあるので、是非読んで見て下さい。
学生起業で創業メンバーをどう見つけるか?:大きなビジョンと「口説く力」
堀江 裕介氏:創業メンバー集めは、アクションを起こすしかないと思います。いまだにdelyに来て欲しい人を探そうと、SNSを使ってずっと見ています。本当にこれは創業期から変わらず継続してやっていますね。
創業期は慶應のグループに入っている人やプロフィールにエンジニアと書いている人がいたら、ほぼ全員にメッセージを送っていました。何人ぐらいに会ったんだろう...メッセージを送った量はすごい数だと思います。
でも当時、会ってもらえた人はほぼいなくて、会った人全員を口説こうと思いました。もちろん苦労しましたが運良く最初の5人ぐらいに実際に入ってもらうことができて。
創業期の若手の方はこの「口説き力」を特に意識した方が良いと思います。
学生起業でも勝てる事業選定は?:学生起業でも「勝てる市場」の選び方
学生起業は、若くて、経験もなく、仲間もいません。基本的に、ビジネスをひととおり経験している社会人と比較しても勝ち目がありません。
だからこそ、身の丈に合う事業選択をすべきだと思っています。では、「身の丈に合う事業選択」とは何か。
まずはマーケット選定です。競合が少なく規模のでかい、勝算のある市場を狙うべきだと考えています。僕らが起業した頃は、とにかく絶対に東大生がやらないような、面白い分野を探し始めました。
事業選択において、重要視しているポイントはもう一点あります。それは「前例があること」です。
過去の事例を見て誰も儲かっていない事業にも関わらず、なぜか、自分だけは特別で利益を出せると思っている人が多い気がします。
学生起業で創業期に気づけてよかったこと:「何にこだわり、何を辞めるのか」ひとつの領域にこだわりすぎない事業選定
「1つの領域にこだわりすぎないこと」です。
起業家として「この領域と決めたら諦めない」って気持ちがある人は多いです。諦めない人が勝てるということも、よく言われているので、「諦めないこと」についつい拘ってしまいます。
けれども、「何にこだわり、何を辞めるのか」という問いは大事にすべきだと思うのです。
市場選定次第では事業が波に乗らない可能性が高いこともあります。成果が出づらい市場では、結果に繋がりにくい努力をしなければなりません。
起業して成功することに重きをおくのであれば、事業領域にこだわりすぎない方がよいと考えます。事業ドメインを大きく変えても大丈夫です。とにかく数字が出やすいものはあるので、その領域を探したほうが早いでしょう。
僕の場合は、プレスリリースなどで世にサービスを出したタイミングを、事業領域に見切りをつける、ひとつの判断基準にしています。このタイミングで、オーガニックで数字が伸びてなかったらすぐ辞めた方が良いと思っているからです。
ほとんどの人がインターネットやSNSを日常的に使ってる時代に、オーガニックでグロースしない事業は永遠に苦労します。ユーザーが新たなユーザーを連れてきてくれる仕組みにしたいと考えていたのでオーガニックの流入の数字はかなり重視していました。
にじさんじに関しては、反応が段違いで良かった。
それまでに、3-4つほど、お試しでリリースを出していましたが、圧倒的に反応が違いました。
メディアにも取り上げられて、プレスリリースが7000リツイートほどにもなりました。その反応を見て、この事業は深く踏み込むべきだと感じ、今に至ります。
よくある質問
大阪 学生起業 勉強会
大阪ではTHE SEEDが主催するスタートアップ関西をはじめ、学生向けの起業勉強会が定期的に開催されています。シードVCやレイターVCが登壇し、資金調達の方法やスタートアップの始め方について直接質問できる場が設けられています。関西圏の大学生が起業やVCについて学ぶ入口として活用されています。
シードVC レイターVC 違い
シードVCは創業初期(アイデア段階〜MVP)に数百万〜数千万円を投資し、事業の立ち上げを支援します。レイターVCはプロダクトが成長段階にある企業に数億〜数十億円を投資し、事業拡大を後押しします。投資ステージによりVCの役割・支援内容・投資額が異なります。
VC 資金調達 勉強会 関西
関西ではスタートアップ関西(THE SEED主催)が定期的にVC登壇の勉強会を開催しています。シードVCやレイターVCの代表が参加し、学生起業家向けに資金調達の基礎から実践的なアドバイスまでを提供します。大阪・京都を中心に、少人数制で直接質問できる形式が特徴です。
